習志野市の4つの9条の会が共同で「市民のつどい」を開催

経済同友会終身幹事の品川正治氏が講演
習志野市長からもメッセージ、300人が参加


 市内4つの9条の会が共同して春から準備を進めてきた「まもろう平和! 習志野市民の集い'08」は、10月1 1日(土) 午後、習志野市民会館ホールで開催され、市内だけでなく、千葉市や船橋市からの参加者も含めて約300人が会場を埋めました。
 秋津在住で世界的に活躍されている指揮者・田久保裕一さんのあいさつに始まった集いは、花咲在住のメゾ・ソプラノ歌手・立川かずささんの歌(伴奏・山内亮子さん)で華やかに盛り上がりました。日本歌曲からオペラ・アリアまでをトークを交えて歌った立川さんは、広島の中学生が平和への思いを詩にした歌「ねがい」を、歌唱指導をしながら客席の皆さんと一緒に歌いました。
 休憩後の第2部の冒頭、津田沼在住の教育学者の小嶋昌夫さんが、この1年の習志野の9条の会の活動について報告。各地それぞれの学習会や署名運動への取り組みがおこなわれる中で、これまでにない幅広い人たちとの接点が広がっていることが特徴となっています。
 「戦争・人間そして憲法9条」と題して講演した経済同友会終身幹事の品川正治さんは、徴兵される直前の学生時代の思いから話をはじめ、中国大陸における戦闘の体験などを通じて、“戦争を起こすのも人間ならば、戦争を許さない、それをくい止めようと努力するのも人間だ”と強く訴えました。この講演の内容は11月中にもCD化する予定です。